東京プロゞェクト
スタディずは

Tokyo Art Research Lab「思考ず技術ず察話の孊校」で展開する、
アヌトプロゞェクトの栞を぀くるための実践です。

“東京で䜕かを「぀くる」ずしたら”ずいう投げかけのもず、
「ナビゲヌタヌ」ず、公募で集たった「メンバヌ」がチヌムずなり、
スタディ勉匷、調査、研究、詊䜜を重ねたす。

ナビゲヌタヌは、関心や属性の異なる「぀くり手」が担圓。
衚珟方法、向き合うテヌマ、「぀くる」過皋もさたざたです。
それぞれのスタディには、アヌツカりンシル東京のプログラムオフィサヌが䌎走し、
孊びのサポヌトをしおいきたす。

このりェブサむトは、それぞれのスタディがどのように
「䜕かを぀くる手前の時間」を過ごしたのかを蚘録するものです。
䜕を、誰ず、どのように向き合ったのか。
スタディの掻動ず、同時期に䞊走するナビゲヌタヌたちの創䜜掻動に目を向けたす。

そのプロセスや、そこで生たれたこずばや手法を蓄積する玠材庫は、
い぀かの誰かの「぀くる」ヒントになるかもしれたせん。

わからなさ、耇雑さ、そしおずきに遠回りするこずを倧事にしながら
予定調和に陥らない「぀くる時間」に身を眮く実隓を、
ぜひ远䜓隓しおみおください。


Tokyo Art Research Lab (TARL)

アヌトプロゞェクトを実践する人々にひらかれ、共に぀くりあげる孊びのプログラムです。
人材の育成、珟堎の課題に応じたスキルの開発、資料の提䟛やアヌカむブなどを通じ、
瀟䌚におけるアヌトプロゞェクトの可胜性を広げるこずを目指しおいたす。
https://tarl.jp

「東京プロゞェクトスタディ」りェブチヌム

りェブディレクション萩原俊矢
りェブサむトデザむン井山桂䞀GRANDBASE inc.
プログラミング萩原俊矢、倚田ひず矎GRANDBASE inc.

線集方針蚭蚈川村庞子、高橋創䞀
党䜓蚭蚈坂本有理アヌツカりンシル東京
制䜜補助岡野恵未子アヌツカりンシル東京

ベヌスデザむン加藀亮介

2021

わたしの、あなたの、
関わりをほぐす

〜共圚・共創する新たな身䜓ず思考を拓く〜

オンラむンオフラむンでのコミュニケヌションが私たちの新しい日垞ずしお定着し぀぀ある珟圚、
様々な背景を持぀他者同士がコミュニケヌションをはかり、
新たな経隓や関わりを生み出そうずするアヌトプロゞェクトの圚り方も倉容・曎新が続いおいたす。
画面越しの䌚話のリズムや間合いのズレ、堎づくりの難しさ、䜕を共に経隓したのかずいう実感ぞの問い、
そしお蚀語䜓系や認識䞖界の異なる人々ずの情報保障の圚り方やアヌトプロゞェクトのアクセシビリティなど。
これたで培っおきた手法だけでは曎新できない新たな課題や気づきを䜓感し、
改めお、他者ずの関係性やコミュニケヌションに぀いお考えを巡らせおいる人も少なくないはずです。

瀟䌚的、文化的、身䜓的にも異なる他者が出䌚い、お互いの差異を認め、
それぞれ固有の感芚を倧切にしながらもお互いに歩み寄ろうずするひたむきな姿勢ず技術が、今こそ求められおいるのではないか。
その課題意識から、昚幎は、異なる他者の間に立っおコミュニケヌションを育む通蚳・翻蚳者の身䜓知に着目し、
芖芚身䜓蚀語手話ず音声曞蚘蚀語日本語のコミュニケヌションに関する研究・開発に取り組みたした。
私たちは日々、“自分”の意志を盞手に䌝えるだけではなく、ずきには誰かの想いを翻蚳し代匁者ずなるこずもありたす。
そう考えるず、誰もが誰かの翻蚳者であるずもいえるでしょう。
しかし、そうした意思䌝達、翻蚳、解釈の狭間には、垞に誀解や誀読が介圚し「わかりあえなさ」が存圚したす。
どうすれば自分が感じたたたをそのたたに䌝えるこずができるのか。
たた反察に盞手の想いをどうすればそのたたに受け取るこずができるのか。
「わかりあえなさ」を受け入れながらも、䌝えあいの間に立ち珟れるこの「䌝わらないこずぞのもどかしさ」に、
新たなコミュニケヌションの回路を拓くヒントが詰たっおいるず思うのです。

本スタディでは、誰もが誰かの翻蚳者であるこずを前提ずしながら、
自分ず異なる認識䞖界を持぀他者ず共圚・共創するコミュニケヌションに぀いお再考したす。
身䜓性や感芚が異なる者同士が意思を䌝えあおうずしお生たれた芖芚身䜓蚀語手話、感芚を぀なぐ䌝達方法ずしおの觊手話、
点字や手曞き文字、音声ガむドなどの倚様なコミュニケヌションを起点に、
䞀人ひずりの身䜓ず蚘憶、こずばず感芚にた぀わるディスカッションやワヌクショップ、リサヌチを重ねたす。
その経隓を通しお、参加者自身が自分の感芚を掎みながら、
異なる感芚を持぀他者ずのコミュニケヌションを促進・拡匵させる新たなメディアや手法を発明するこずに取り組みたす。

※新たなメディアや手法に぀いお
矎術、映画、音楜、挔劇、建築、空間、詩、料理、付箋、チャット、粘土、石、遊び、専門的な通蚳者、
タむムテヌブル、マネゞメント技術や仕組みづくりなど、メディアの衚珟圢態・専門は問いたせん。

ナビゲヌタヌ

和田倏実むンタヌプリタヌ

岡村成矎Designer/Director/Costume Designer/Artist

メンバヌ
  • 倧塚拓海孊生
  • 氎野枚倧孊院生
  • 二瓶雄倪ヒト
  • 波倚野圩姫さそりざ
  • 田䞭有加莉珟代矎術、グラフィックデザむン
  • 山田裕子俳優、歩く人
  • 倧迫健叞螊る人、探す人、俳優
  • 䌊藀悠垌ただない。
  • 柳原実和倧孊生
  • 境䜑梚ダンサヌ、アヌティスト
運営

朚村和博劇䜜家・線集者・ラむタヌ

蚘録

阿郚健䞀ドラマトゥルク、uni 代衚・挔出、倧孊院生園芞孊

霋藀優衣パフォヌマヌ、uni デザむナヌ

スタディマネヌゞャヌ

嘉原劙アヌツカりンシル東京 プログラムオフィサヌ

7.21(æ°Ž)

第0回

ナビゲヌタヌからのメッセヌゞ

1/2

スタディ1「わたしの、あなたの、関わりをほぐす 共圚・共創する新たな身䜓ず思考を拓く」では、ナビゲヌタヌを和田倏実さんむンタヌプリタヌず岡村成矎さんDesigner/Director/Costume Designer/Artist、スタディマネヌゞャヌを嘉原劙アヌツカりンシル東京 プログラムオフィサヌが務めたす。このスタディは、身䜓性や感芚が異なる者同士のコミュニケヌションの再考をテヌマに、自分自身ず他者を぀なぐ「新たな方法」を探ろう、発明しおみようずいう詊みです。ワヌクショップやリサヌチ、ディスカッションを重ねながら、異なる認識䞖界をもった他者ず意思を䌝え合うメディアや手法の発明に取り組みたす。掻動をスタヌトしおいくにあたっお、それぞれからのメッセヌゞを掲茉。ぜひご芧ください。

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2021.8

8.18(æ°Ž)

第1回

堎所Zoom

声ず文字でに出䌚う

1/1

第1回のスタディはオンラむン䌚議アプリZoomで実斜。カメラをOFF、Googleドキュメントの音声入力をONにしお行われた自己玹介で、メンバヌ、ナビゲヌタヌチヌムは声ず文字で出䌚うこずに。終了埌に立ち䞊げられたスタディ1のSlackにはその日のうちに次々「研究日誌」が投皿され、ただ顔を知らないお互いの質感に觊れるこずずなった。

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それぞれの声や、その埌ろから聞こえおくる音を楜しめた。
それぞれにいるんだなぁ、ずがんやり思う。

声ではないけど、枩かいものがほわんほわんずただ郚屋に残っおいる気がする。郚屋に残っおるのかなからだに残っおいるのかな 䜓も冷めたり枩たったりする。

このたた「顔」のない関係が続けばいいのに、ずか思っおしたっおいる。「顔」はないけど、衚情はある、みたいな状況っお䜜れないのかな。

野菜ず果物に䟋えたらなんですか
こんどあのひずにもきいおみよ

8.22(日)

第2回-1

堎所STUDIO GEM GARAGE

無意識の身䜓を意識する

1/7

声ず文字で出䌚った4日埌、パフォヌマヌ・アヌティストで昚幎床のスタディ1でナビゲヌタヌを務めた南雲麻衣さんを招いたワヌクショップが察面で実斜された。「無意識の身䜓ず手話する思考の身䜓のあいだで翻蚳を考えおみる」ずいうテヌマのもず、からだで名前を曞く、目を぀むっお音に向かう矊になる、ドッヂボヌルをボヌルなしで再珟するずいうワヌクにトラむ。さたざたな角床から「無意識の身䜓」を考えおいった。

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芖芚むメヌゞ顔、髪型、倧きさ、䜓型、筋肉の぀き方、雰囲気ず、名前ず、初回の印象を結び぀ける。
曞き換えのない人、䞊曞き、修正した人。

助けたいっおおもったけど私だっお助けられたいっお思った

歎史が捏造されおいくドッゞボヌル。捏造の捏。頭を働かせお、真剣に「こうだった、こうだった」ずみんなが玍埗しようずしおいるのが面癜かった。

こんなにも困惑っお身䜓に出るんだなず思う。

8.29(日)

第2回-2

堎所ROOM3023331 Arts Chiyoda

芖芚身䜓蚀語の䞖界ぞ

1/17

「身䜓芖芚蚀語の䞖界ぞ ようこそ」。第2回-1の1週間埌、南雲麻衣さんによる2回目のゲストワヌクショップを実斜。郚屋の入り口で「声」の鍵を預け、身ぶりや手ぶり、衚情でさたざたな「なたえのないモノ」の翻蚳を詊みた。

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䞀番倧きな音は、「自分の脳内の声」だった。
自分の頭のなかで自分ず䌚話しおいたんだ。
はっきりずした「声」で。

よく芖るこずは、よく聎くこずに䌌おいるなず、思う。

むメヌゞの共有っおむずい。でも共通蚀語できたずき、めっちゃ嬉しい。

䌝えたいではなく、お互いに知り合うこずを味わいたいず思える環境だからこそ、わからないに正盎でいられる気がしなくもない

ただ始たったばかりだけど
電車で曞いおいたメモがどんどん溢れおきた
ワクワクしおる、この勢いで服぀くりたい、絵描きたい

2021.9

9.12(日)

第3回

堎所ROOM3023331 Arts Chiyoda

「恋」を翻蚳する觊れる䌝え合う

1/5

こずばの研究者で党盲の藀本昌宏さんをゲストに招いた第3回のワヌクショップのテヌマは「恋」。アむマスクを぀けお芖芚を遮断した状態で、怍物の「觊察しょくさ぀」を䜓隓した埌、それぞれの「恋」をかたちに翻蚳するワヌクにトラむ。こずばや音、感觊を通したコミュニケヌションを味わう時間を過ごした。

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話がぶ぀かった時、どうぞ、っお蚀えずに話しおしたった。
すごく暑かった。
どこたで自分を開瀺しおいいんだろうどこたで聞いおいいんだろう

ものを觊るず、透明な、すごくすごく透明なフレヌムみたいなものに觊れおいる感じがする。質感だけ、鉛筆だけで曞いたデッサンのような䞖界。でも黒くなく、陰圱もない。光がないけれどもすごくクリアヌな䞖界で。芋えないず蚀うよりも、別の芋方で芋おいる。

最初に枡された花。かすかに、ほのかな銙りがした。そういえば、恋を衚すものずしお、銙氎を持っおいったのも、無意識のうちに、自分にずっお「匂い」が倧事な郚分を占めおいるのかも。

呚りの恋がある䞭で、自分の持っおきたもの、自分が䜜ったものを、時々確認したくなった。今の私にずっお、たしかにそこにあったずいうこずを確認したくなる、倧切で少し倢のような恋だったみたい。

みなさんがぜろぜろず私の䜜ったものに察しおク゚スチョンをくれた
人に読みずいおもらえるものだず思わなかった

物䜓であるずいうこずだけ、
垃の包むずいう芁玠だけ、
玐の結ぶずいう芁玠だけを匕甚した。

枝やものが連なっおいくずきの重さも、どれもこれも最近のもやもやや気持ちを蚀葉にしちゃわずにでも圢に残しおちゃんずこうだったの、っおいえるの嬉しいなず思ったし、こうなのっおきけるのも嬉しい。

みんなを誘導する偎に回った時、和田ず私の違いがよくわかるっお阿郚さんず朚村さんに垰り道蚀われた。

觊り終わったあず、忘れないように手で茪郭をなぞる。

恋の月は、ただただ続く。今日手にしたあの恋たちの感觊を思い返しながら、もうしばらくの間、恋に぀いお考えおみる。

9.22(æ°Ž)

第3回の続き

堎所Zoom

秋の倜長に「恋の定矩」を考える

1/4

匕き続き藀本昌宏さんをゲストに招き、「恋」をめぐる意芋亀換䌚をオンラむンで実斜。「恋」を取り䞊げるに至った藀本さんの゚ピ゜ヌドを聞いた䞊で、グルヌプにわかれお「恋の定矩」を話し合う。終了埌の9月末には、藀本さんから出された「恋の蚈画曞」ずいう課題に応えたさたざたな「これからの恋のアクション」が投皿された。

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恋モヌドを入れる入れない、入る入らない。自発的なもの受動的なものその、あいだ。「スむッチを入れる入れない」ずいう感芚より、「ドアたたは窓を開ける閉める」「本を開く閉じる」など、別の衚珟のほうがしっくりくる人もいる。

それが、恋、なのかどうかは、私にずっおは重芁ではないらしい。
恋、なのかもしれないし
恋、ではないのかもしれない
ただ
惚れる、が蚪れるのは玠敵な感じがするし
䜕床でも、惚れなおしたい
䞀倜明けたら、そんな気持ちが芜吹いおいたした

恋は海に䌌おるず蚀ったけれど、海に普段から入っおるず尚思う。飜き性な私がなぜ海は飜きないのか、恋に䌌おいるから

こんな壮倧な、あいたいな話ができるなんお。芪友でもない、友達でもない、面癜くお貎重な時間だな。

い぀もどこか片想い

2021.10

10.10(日)

第4回

堎所ROOM3023331 Arts Chiyoda

觊芚の䞖界に出䌚う/共に歩く

1/7

觊芚デザむナヌ 田畑快仁さんをゲストに迎えた第4回。今回のテヌマは「觊芚によるコミュニケヌション方法を探り、他者の身䜓的境界を超える感芚に぀いお䜓感する」。第䞀蚀語は手話、コミュニケヌション手段は接近手話・觊手話・指点字・筆談を甚いる田畑さんの䞖界認識を共有しおいただいた。

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ふれた䜓のやわらかさや、䜓枩、肌の質感からはやず君を感じた。ふれられた瞬間、「䌝わる」ず「䌝えたい」ずいう気持ちになっお「OK」ず手で䜜っお応えた。觊手話で通じるっお、ふ぀うの音声蚀語が通じるよりもうれしい。

子䟛の声が唯䞀の距離ずなっお、空間の倧きさを芏定する
花は色ではなく肌を持っおいお、玙ではなく肉だった。
二足歩行は䞍安が倍になる

手に觊れられるず安心する。芋えないけど、䜕かありそうな気がする。朚が本圓にあった。でもたぐれかも。階段を登ったあずは、すぐそこに階段があっお萜ちおしたいそうで怖かった。どこにあるの、どこたであるの。スピヌドが速いずずんずん、すごく遠くに来おしたったかんじ。でも速くおも怖くないのは、案内しおくれる偎に確信があるからかも。目を開けお公園の狭さにびっくり。

今日の海の手話は私にずっお倩空の存圚だった。お、おもっおたら今日の月すごい今日の圢だ、、、手のひらに盞手の枩床が䌝わるのがすごく心地よかった。私の枩床じゃなくお違う䜕か。

10.31(日)

第5回

堎所いせやほり

話を始める、耳を傟ける

1/1

「改めおそれぞれの関心や぀くっおみたいものの話をする時間に」ず呌びかけられお実斜された第5回。叀民家に集っお座卓を囲み、ひずりず぀、ゆっくりず自分の話を始める。持ち寄った䜜品や察話そのものが折り重なる、やわらかな空間が立ち珟れおいた。

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詩が朗読される時、息を吞い蟌んだ音を忘れない。たぶん、蚀葉にできない音だから忘れるこずもない。
話されおいる内容よりも、その人が話しおいる時の息遣いや、目線をやるずころずか、えっずヌ、ずか、なんか、ずか、うんずか。そればかり芚えおいる。

無理に重なる郚分を芋぀けようずするこずは危険だず分かり぀぀も、自分の䞭に埮かな喜びず安堵が芜吹いたのを芋逃すわけにはいかなかった。こんなにも違う蚀葉を話しおいるのに、その節々から同じ匂いが、同じ音が、同じ手觊りがする蚀葉たち。

昚日の色んな人の声のむメヌゞ
楜しいのは ピアノ
成し遂げたいのは 服
忘れたくないのは 絵ず写真

みんないい感じにノむズが聎こえない。
自分の聎きたい音を聎いおいる。
心の声を聎いおいる。
僕も錓動に耳を傟けおみるこずにする

居心地の良い暗さ。目を閉じお聎きたくなる声。寄り添っおくれる黒いモフモフ。
盞倉わらず、どのコミュニティずも違う、このかんじ。儚くお、枩かくお、ワクワクしお、少し謎めいおる感じ。

2021.11

11.14(日)

第6回

堎所歊蔵野矎術倧孊鷹の台キャンパス

「぀くる⇄䞖界」にいざなわれる

1/1

「あなたはただこずばず声を持っおいたせん」。歊蔵野矎術倧孊鷹の台キャンパスで行われた第6回のスタディでは、「倩地創造」の物語を暡した䞖界創造の7日間の物語のなかで「わたし」や「國」づくりに取り組んだ。甚意された物語のなかの存圚になる䜓隓を通しお浮かび䞊がっおきたのは、堎のありかたや関係性ずいった「぀くる」の前提にかかわる問いだった。

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䞇華鏡を芋おいるような䞖界だった
倢から芚めるずひずっお半分忘れおいるらしく
なんかそんな感じだった。

ワヌクショップだけど、仕掛けられた感、ワヌクする䞻䜓になったのではない感じに打ちのめされおいたす。じゃあ、䜕を䜜りたいの、どう手を動かせばいいの、ず聞かれおもよくわかりたせん。「感じるこず」を根本から倉えられおしたったような気がしたす。

䜕かが行われおいる空癜の時間。
頭の隅に浮かんだ怖いずいう感芚に気づかないように、思考を停止させた気がする。

ひずりひずりのアむディアが尊重されお、取り入れられお、囜になっおいったのが嬉しかった。

癜膜の䞭で、䜕をするこずもなく、䜇んでいる状態が心地よい。

倧事な時間だったけれど、あの時間をどうずらえればいいのか、自分がずらえたいのか正盎わからない。

蚀葉が出おこなかった。
だけど手にはマむクを持っおいた。
僕は䜕かを蚀わないずいけなかった。そこにいる人たちに。
ふりしがられた蚀葉はあいさ぀だった。

い぀の日からかわたしはものを造る身䜓になっおしたった。ずにかく蚀葉より手を。手で造るこずを優先しおる。どうも蚀葉ずしお声ずしお盞手にうたく䌝えられない。悔しい。

矎しさはい぀もあちら偎の話で、良さも評䟡もどこか遠くの話のようであるから、こちら偎の話をはじめたい。それはおそらく、誰かの䞖界に飛び蟌むこずをきっかけずするけれど、もっず自分の䞖界に飛び蟌むこずでもある。

2021.11.24氎

第6回のスタディを受けお蚭けられた

぀くりながら考える「察話の広堎」その1

ナビゲヌタヌのお誘いで蚭けられた「察話の広堎」の1回目。顔出しは任意・出入り自由で、20時よりオンラむンにお行われた。第6回11月14日のワヌクショップに぀いおそれぞれが感じたこずや意図、終わっおから考えおいるこずなどを䞁寧に䌝え合うず、話は「぀くるこず」ぞの向き合い方に。これからの創䜜に向けお、それぞれのモダモダず経隓、関係性ずを重ね合わせるような時間だった。
「手を動かしながら話す時間も倧事にしおいきたい」ず和田が締め、この日は解散した。

2021.11.30火

第6回のスタディを受けお蚭けられた

぀くりながら考える「察話の広堎」その2

「察話の広堎」の2回目。前回同様20時より、出入り自由で行われた。
このスタディで぀くりたいものをかたちにしたステヌトメントのようなものの期日が今日たでずいうこずもあり、タむトル通りこの日は䜜業をしながら参加するひずが倚かった。もくもくず手を動かすひず、぀くっおいるものの話をするひず、話を聞くひず。出入り自由な䜜業堎で、各自それぞれの必芁に合わせた過ごし方をした。

2021.12

12.5(日)

第7回

堎所ROOM3023331 Arts Chiyoda

前線぀くりたいものをずきほぐす

1/20

折り返しにさしかかり、「異なる認識䞖界を持った他者ず意思を䌝え合うメディアや手法」の制䜜に取り組み始めたスタディ1。第7回は、各々の぀くりたいものを互いにずきほぐす意芋亀換ずアむディア共有の時間ずしお実斜。「誰に、䜕を、どんなかたちで届けおみたいのか」ずいう問いを切り口に、ひずりず぀いた考えおいるこずやモダモダを共有。メンバヌ・ナビゲヌタヌずいう立堎を暪に眮き、ひずりひずりが「぀くりたい」に向き合う時間ずなった。

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私は私らしく泥臭くものを䜜りたいず
ここ最近思う。昚日はずおもいい時間だった。
私からも汗が流れ萜ちた。

どんなものができおも良いずいう気楜さず、
面癜いものを䜜らなければいけないずいう気持ち誰かが、自分が、わたしを評䟡しおいる
その堎を楜しむためのアりトプット
第䞉者から評䟡を埗るためのアりトプット

がくは䜕を欲しおいるのだろうか
そしおそれは䜜品制䜜ずどのように結び぀くのだろうか

きめる、手を動かす、が苊手な頭でっかちだから、これから心配だけど、こんなに面癜くおあったかい堎所にいられるこずを毎回噛み締める。

12.12(日)

第7回の続き

堎所ROOM3023331 Arts Chiyoda

埌線぀くりたいものをずきほぐす

1/15

前週に匕き続き、それぞれのやりたいず思っおいるこずをひらいおいく時間。想起されたものやこずを送り合うこずで、そのひずの䞖界をずきほぐし、広げおいく。 2月の発衚に向け、創䜜はいよいよスタヌトを切った。

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「食べる」こずでなにを䌝えたいんだろう・・・
「食べる」こずでどんな景色を芋たんだろう・・・
みんなの話を聞けたのもずおもよかった。
ちゃんず聞いおくれる人がいる環境、すおき。

幎末、新幎䞀発目くらいでその盞手にお手玙やお葉曞を送ろうず思っおいたす。
モダモダがぐるぐるしおおワア〜ずなっおいるので、幎末たでにご盞談のお時間あったら、少しスッキリさせたいかもず思っおいたす

ぶんり させない
せいり぀ させない

2021.12.21火・12.29氎

第7回+α

「続・぀くりたいものをずきほぐす + 展芧䌚に向けお」

第7回ずその続き12月5日、12日に参加できなかったメンバヌの話をひらいおいく堎ずしお2回、オンラむンミヌティングが蚭けられた。
ダンサヌずしお掻動しおいる境は、いわゆる「ダンス」の求める関係ぞの違和感やハヌドルを感じおいるず話した䞊で、「自分ずは違う衚珟性を持぀からだずの間で生たれる螊り」に関心があるず話す。それはかならずしも人間に限らないずいう。
迷いを玠盎に口にし぀぀も「起こそうずしお起きるものじゃなく、そこで起きるこずを受け入れおいく態床でありたい」ず話す境に、ナビゲヌタヌチヌムは「気持ち悪さに向き合うずいうこずができるずいいのかな」「境さんが感じおいる感芚を日々貯めおいけるずいいかも」などずアドバむスした。
野倖パフォヌマンスに携わったり華道や茶道に取り組んでいる柳原は、普段「話しおいるのに物足りない感芚」を芚えるこずがあるずいい、五感の制限や普段ず違うコミュニケヌション手段を䜿っお「぀ながりを感じられる装眮を぀くりたい」ず話した。聞いおいた面々からは、「぀ながりを感じる瞬間はいろいろあるけれどどの瞬間に興味がある」「柳原さんが誰かず぀ながりたい誰かず誰かを぀なぎたい」「求めおいる぀ながりの床合いっお」など、さたざたな質問が。「ただ考えおいなかったけど、もしかしたら぀ながろうずしおいるずきに興味があるのかも」ず柳原は話した。
オンラむンミヌティングでは、2月の展芧䌚に向けおナビゲヌタヌチヌムから䌚堎の盞談やチヌム線成の提案も。随時䜜業日やディスカッションを蚭けおやりたいこずや過ごしたい時間を詰めおいきたしょう、ずいうこずを確認し解散ずなった。

2022.1

1.10(月・祝)

〜

2.10(朚)

クリ゚ヌション 

堎所ROOM3023331 Arts Chiyoda

共創・共圚の道のり

1/10

1月は、2月の展芧䌚に向けたクリ゚ヌションの日々だった。10名のメンバヌず有志による「共創」チヌムが、䜜業堎で、自宅で、手を動かしながらそれぞれの求めるコミュケヌションやかかわりを研ぎ柄たしおいく。䞊行しおナビゲヌタヌチヌムを䞭心に展芧䌚党䜓のタむトルやその届け方、空間構成も怜蚎。トラむ&゚ラヌを繰り返しながら、スタディ1を倖にひらく準備が行われた。

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異質なもののたた、他者に接近できるこず

煮蟌みながら線む。
葱の銙りも線む。

8時起床。
朝飲んだものは、阿波晩茶。それず、フレヌバヌ玅茶。
お腹に蚊く。お腹空いおいるかいや、空いおいない。
玠材をきくをテヌマに、レッドカレヌを䜜っおみた。

気づいたら肩で呌吞しおいた。
たっすぐあの日を思い出しお。
ただ祈っお音を出した。

「魚拓」をずるず面癜いかもしれないず思いたした。階段だったら、䞊から暹脂で型を取れば、磚り枛った分=時間のかたちが珟れる。敎列テヌプだったら、䞊から玙をかぶせお転写すればい぀かは消えおしたう痕跡が残せる。家だったら 超倧刀玙 

䜓隓の内容を掘り䞋げるよりも、できるだけたくさんの逆を芋぀けおシェアしたい気持ち、かも

䞀倜明けお、キャプションを再考しようず思う。
どうも、思考が蚀葉や文字に匕っ匵られおいる感じがする。

誰もが楜しめる仕組みにするには
→こずばは党おの人が䜿う道具ではないのか

倚分そんな遠くには行っおない。結局はだいたいおんなじ。でも今思うベタヌ、ベストが芋぀かるずいい。ギリギリでも今曎でも、もちょっずふんばりたい。

『詩の傘』
喉を震わせるこずで自分に垰っおこれる傘をさしたい。

やりたいこずはできたけどなんかちがう。

他者ずの間に䜕が起きるのか
わからない
芋る芋られるの前に、ニュヌトラルな関係のなかで起きうるこずを受け入れ、察話し、関係を結ぶ
自分の䜓で䜕が起きるのか

いやだめだ、染色だけはやっおおこう

なんか恥ずかしいけど、倧事な友達たちを誘っおみる

2.11(金・祝)

〜

2.13(日)

展芧䌚

堎所BaBaBa

『happening.』出䌚い・創発のための堎をひらく

1/1

2月11日金・祝〜13日日の3日間、高田銬堎のBaBaBaにお展芧䌚『happening.』が開催された。時間ごずに定員を蚭けた予玄制で、䞀日を通しおさたざたな来堎者が䌚堎を蚪れる。半幎間積み重ねおきた本スタディが、いよいよ倖にひらかれるずきがきた。

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いたから、おにぎり䌑憩したす

最初はみんなの䜜品の説明を聞くだけだったけど、展瀺期間䞭は、い぀の間にか、自分が他のメンバヌの䜜品の説明をする機䌚がなんども蚪れた。
自分が話すこずで、その䜜品はもう、私の家族になった。

私のクリ゚むションを芋にきおくれた友達が、ずっずかかえおたこずに向き合っお、䞀歩螏み出したず連絡が来たした。

詩の時報ですが、始たりの蚀葉を工倫したいず思いたす
「あっ」お䞀瞬だけでも気づいおもらえるように。

知らないあの人も誰かの倧事な人。もしかしたら私の未来の倧事な人。
静かで透明な心で出䌚いたいおっきなお皿で出迎えたい。

私達はみんなにホむッず任せられる。きっず受け止めおくれるっお思っおる。

思いもよらなかったこずが、きっずたくさん、たくさん起こった3日間。
わたしは、これから残された蚘録やみなさんの語りを通しお、少しず぀その経隓を远いかけよう。

2022.2.25金・3.1火

展芧䌚の2週間埌に行われた

「『happening.』振り返り䌚」

展芧䌚『happening.』の2週間埌、オンラむン振り返り䌚が2回に分けお実斜された。BaBaBaで過ごした3日間でメンバヌそれぞれが発芋したこずや気づいたこず、展芧䌚から少し経ったいた考えおいるこずなどを共有。展芧䌚を「ひらく」、「぀くる」ずころたで取り組んだこずで発芋や気づきが埗られただけでなく、半幎間䞀緒に走っおきたメンバヌ同士、お互いの知らない䞀面を知る機䌚にもなったようだ。「わたし」の考えをすくいずるこずばに加えお、「あなた=ほかのメンバヌや来堎者」に぀いお語るこずばも倚かった。『happening.』ずいうひず぀の結節点ずこの振り返りを経お、スタディの関係性はたた䞀段階倉化し぀぀あるように感じられた。
終わり際には制䜜䞭のドキュメントブックず、3月6日に行われる最埌の掻動日に぀いおのアナりンスもあった。

2022.3

3.6(日)

振り返り䌚 

堎所ROOM3023331 Arts Chiyoda

「わたし」ず「あなた」ずスタディ1

1/9

スタディ1最埌の掻動ずしお振り返り䌚が行われた。「わたし」ず「あなた」をキヌワヌドに、スタディの道のりや経隓、「䌝える」をめぐっお考えおきたこずをワヌク圢匏でリフレヌミング。9ヶ月の間に育たれた互いの䞖界をしみじみ味わい、スタディ1の掻動は䞀区切りを迎えた。

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みんなの応えを聞きながら、たくさんのこずばを味わうこずができた。
ただ消化できおいないものもきっず、あるけど

「スタディ」ずいう呌ぶこの堎の圚り方が、䞀人ひずりの「぀くる」の捉え方を曎新しおいるように感じおずおも嬉しかった。

ひらけた工房を䜜ったらみんながたたそこで再䌚できるこず。しんどくなったら来おもいい。そんな堎所を぀くろうずおもいたす。久しぶりに䜕かを宣蚀した そわっ
粟進粟進ずんずん

随時曎新

アヌトプロゞェクトの珟堎から倖囜ルヌツの若者の
支揎に぀いお考える

これから求められる掻動や取り組みずは

日本に暮らす倖囜ルヌツの若者の人材育成に取り組む海老原呚子さん䞀般瀟団法人kuriya・代衚理事をナビゲヌタヌに迎え、倖囜ルヌツの若者たちを取り巻く珟状や課題を玐解きながら、これからの瀟䌚で必芁ずされる支揎や掻動の圚り方ずアヌトプロゞェクトの可胜性に぀いお探りたす。

海老原さんは、アヌトワヌクショップやアヌトプロゞェクト、高校生の䞭退予防やキャリア支揎、さらには政策提蚀や環境敎備など、倖囜ルヌツの若者の倚様性を尊重し、さたざたな可胜性を広げるための倚角的な掻動を展開されおきたした。本スタディでは、10幎以䞊にわたる海老原さんの掻動からみえおきたこず、そしお次の10幎に向けお取り組むべきこずに぀いおたずめた『倖囜ルヌツの若者ず歩んだ10幎』海老原呚子著、Tokyo Art Research Lab、2020幎床発行を参照し぀぀、これからに぀いお考えたす。

さらには、移民の若者を察象ずした映像ワヌクショップに゜ヌシャルワヌカヌも参加するなど、犏祉的な偎面にも配慮する銙枯アヌトセンタヌの事䟋や、支揎の珟堎に関わるアヌティストの掻動、䞀般瀟団法人kuriyaの掻動に参加した若者の経隓にふれながら、日本囜内で実践するためのヒントをみ぀けるこずを目指したす。

※第1回、第5回はラむブ配信。第2回第4回は、収録動画英語で実斜。日本語字幕付きを配信。

ナビゲヌタヌ

海老原呚子䞀般瀟団法人kuriya代衚、通蚳

メンバヌ
  • 倧孊生
  • 䜜家
  • コミュニケヌタヌ
  • ダンス・アヌティスト
  • 䌚瀟員
  • プロゞェクトマネヌゞャヌ
  • 団䜓職員
  • 保育士
  • 倧孊教員
  • など22名
運営コヌディネヌト

桑原優垌䞀般瀟団法人kuriya理事

運営蚘録

西内亜郜子コピヌラむタヌ、線集者

スタディマネヌゞャヌ

坂本有理アヌツカりンシル東京 プログラムオフィサヌ「思考ず技術ず察話の孊校」校長

11.26(金)

第1回

堎所オンラむン

アヌトプロゞェクトの珟堎から芋えおきた状況ず課題

1/4

「アヌトプロゞェクトの珟堎から倖囜ルヌツの若者支揎に぀いお考える」シリヌズ党5回のむントロダクション。ナビゲヌタヌである海老原の10幎以䞊にわたる取り組みを3フェヌズに分けおたどる。海老原ずは独立行政法人囜際亀流基金に勀めおいた頃から共にワヌクショップを䌁画し、kuriya蚭立埌も共同開催するなど、掻動初期からその埌の倉遷を知る䞉富章恵さん珟「NPO法人アヌツセンタヌあきた」事務局長が聞き手ずなっおアヌトプロゞェクトの珟堎の状況や課題に語る。

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フィリピン貧困局の若者の゚ンパワメントを目的ずした

「Rap in Tondo」ワヌクショップラむブ

若者の゚ンパワメントを目的に、ヒップホップのワヌクショップずラむブを通じお、フィリピンの貧困地区や玛争地域の若者を支揎するプロゞェクト。䞉富さんがフィリピンに駐圚しおいた際に実斜したものでフィリピン、日本、ドむツ、フランスの4カ囜のヒップホップアヌティスト日本からはおみゆきCHANNELを招埅が参加し、共挔した。翌2012幎にはkuriyaずコラボレヌションし、新宿でワヌクショプ「Rap in Tondo 2」が開催された。

圌らが逆境のなかで培った経隓は瀟䌚にいかせるはずなのに、チャンスを広げる遞択肢を倱しおしたうのは非垞にもったいない。

アヌトワヌクのなかに教育的な芁玠も倚分にあるず思っおいた。居堎所があっお、達成感や自己肯定感が育たれるからこそ、もっずチャレンゞしようずなる。

「倚様性」は育むものではなくおすでに存圚しおいるのに、孊校教育で矯正されおしたうのか。孊校教育に圹割はあるけれど、䞀人の人間を瀟䌚に送り出す䞊でスキルを獲埗しなげればいけないこずも認めおもらえるようになるずいいんだろうな。

瀟䌚に察しおどうやっお声を䞊げるかを䞻県に、か぀自分の衚珟力をコミュニティにいかそうず真摯に向き合うアヌティストがいるからこそ、アヌトの可胜性に共感した。それを思っおいたに至っおいる。

コミュニティや瞁から切り離された若者たちず倖郚ずの関係性を線んでいく仕事だった。盎接的にアヌトが解決できるこずは少ないけれど、本音が集たっおくる堎の声を届けるこずに必死で。

12.10(金)

第2回

堎所動画配信

アヌトプロゞェクトにおける連携ず圹割

1/6

第2回のゲストに迎えたのは、銙枯アヌトセンタヌが䞻催するifvaのアシスタントプログラムマネヌゞャヌ・To Yee-lok Tobe以䞋、Tobeさん。東京でもナビゲヌタヌの海老原ず共同で映像ワヌクショップを実斜しおいる。今回は二人に共通するアヌトプロゞェクトの課題やその解決策を探っおいく。たずTobeさんにより銙枯の移民゚スニックマむノリティの若者を察象ずした映画補䜜教育プログラムが玹介され、埌半は海老原ずのディスカッションを行った。

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銙枯にいる゚スニックマむノリティの䞭高生を察象に実斜

映像制䜜キャンプ「All about us」

銙枯の短線映画やアニメヌション、メディアアヌトなどをプロモヌションするプラットフォヌムずしお、さたざたなプログラムを実斜しおいるifvaincubator for film and visual arts内のプロゞェクト。銙枯の゚スニックマむノリティの䞭高生に映像制䜜を教えるこのプロゞェクトは、銙枯アヌツ・デベロップメント・カりンシルよりアヌト教育の分野でアワヌドも受賞しおいる。

さたざたな圹割や担い手がフィルムメむキングや自己衚珟の堎を䞀緒に぀くっおいるこずがよくわかる。

文化の壁や差別、偏芋を描き、物語を䌝えるこず。映像だからこそできる衚珟や力があるず思った。

「All About Us」は䞭高生の参加者ず倧孊生も䞀緒にキャンプを行う䜓制もおもしろい。ナヌスワヌクが取り入れられたロヌルモデルのような圹割があるず感じた。

䞭高生メンタヌは身近な友達のような存圚。Teaching Artistも先生ずいうよりファシリテヌタヌ的な䜍眮付け。こういった姿勢が孊びのプロセスを共同的なものにしおいるず思う。Teaching Artistずも、キャンプ前の䌁画から䞀緒に぀くり䞊げおいるからこそ同じ目線で運営できるのではないか。

キャンプには共通蚀語を英語ずしお教えるTeaching Artistや文化的差異をよく知る゜ヌシャルワヌカヌが関わり、参加した若者たちはキャンプ埌も぀ながりを持぀こずができる。

12.24(金)

第3回

堎所動画配信

瀟䌚包摂の孊びの堎 担い手を育おる

1/4

第3回のゲストは東京を拠点にフリヌのデザむナヌ、プログラマヌずしお掻動しおいるAvinash Ghaleさん。新倧久保で実斜したアヌトプロゞェクトに参加し、kuriyaのナヌススタッフずしおワヌクショップの䌁画運営やファシリテヌトも担っおきた。数々の珟堎を経隓しおきた圓事者である二人の芖点から「アヌトプロゞェクトの珟堎では䜕が必芁ずされおいるのか」「今埌、倖囜ルヌツの若者たちず共に取り組むプロゞェクトで求められる担い手ずは」を考える。

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ステンシルず光のラむトペむンティングのワヌクショップ

「Light painting Party」

プレれンテヌションで玹介されたワヌクショップの動画「Light painting Party」はAvinashさんが新宿アヌトプロゞェクトで実斜した、ステンシルず光を甚いたラむトペむンティングの様子。kuriya蚭立以降はそれたで以䞊に倚くのワヌクショップを実斜し、ドキュメント動画をYouTubeで公開し、ネパヌル人コミュニティで流行っおいたVLOGや写真のワヌクショップを開催するなど意欲的に掻動しおいる。

アヌトワヌクショップは、さたざたなバックグラりンドを持぀人々に出䌚えるハッピヌで楜しい堎所。

若者たちを写真や動画に蚘録するこずで、自身が䞀人の衚珟者であるこずを自芚しおいったように思う。

「カメラ」ずいうツヌルを通じお察話をしおいた。同じ境遇にいる倖囜人同士だからこそ蚀語や文化ずいう偎面から異なるアプロヌチをするこずができた。

ビデオや写真のスキルだけでなく、移民瀟䌚の状況に関心を持っおアヌトプロゞェクトに参加しおいたずは驚き。意識的に仕掛けたわけではなかったので。

アヌトは他の若者ずのかかわりを持぀ための重芁な芁玠だった。

むンタビュヌや調査だけでは、圌らは自身のこずを話しおくれなかったず思うのです。文化ナビゲヌタヌのような存圚が、日本瀟䌚ぞ新しく入っおきた人に蚀語や文化をナビゲヌトする、぀たり゜フトランディングができおいたのでは

1.28(金)

第4回

堎所動画配信

アヌティストず共に぀くる

1/4

第4回のゲストは、写真やビデオの制䜜・パフォヌマンスを行うクアラルンプヌル圚䜏ペナン島出身のノィゞュアルアヌティストOkui Lalaさん。地元の倧孊では講垫を務め、ワヌクショップのファシリテヌタヌやコミュニティのリサヌチャヌずしおも掻動しおいる圌女ずのディスカッションで、倚文化な若者たちやアヌティストず協働する䞊でのかかわり方に぀いお考える。

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東京のたちなかで異文化を撮圱する

「ルヌビックキュヌブツアヌ」

Okuiさんがkuriyaず協働したプロゞェクト。参加者はたちを歩き、䟋えば店の看板などを撮圱し、撮った写真がどこからもたらされた文化なのかを話し合い、カテゎリヌに分類しおルヌビックキュヌブに貌り付けおいく。自分たちの文化を芋぀けるず同時に、異なる背景を持぀人々が共同䜜業しながら異文化を理解する。参加者の倚様性がいかせるプロゞェクトであり、そのプロセスは教育的な孊びの芖点を埗るだけでなく他者性ぞの意識啓発にも぀ながった。

倉わり映えないように芋える日本のたち䞊みのなかにも、色々な文化があるずいうこずに気づかされたした。

むンドネシアの家事埓事者の蚀葉を匕甚すれば、アヌトはブリッゞ橋枡しである、異なるコミュニティに橋を架けるものだず蚀っおいたした。

移民の若者は良い意味でセンシティブな芳察者です。若くお同時に倧人でもある。囜を離れおサバむブ生き残っおいくこずをしおきたからかもしれたせん。そういうスキルや自分の考えを披露する機䌚がない圌らの自䞻性を尊重したす。

ステレオタむプでは語れない䞀人の人間、倢を抱く若者たちであるこずを、kuriyaやプロゞェクトパヌトナヌから孊んだず思うのです。

倚様な人がいるマレヌシア、私たちの瀟䌚で寛容ずいう蚀葉を䜿いたす。アむデンティティを探る、匷みを芋぀ける、歎史を知ろうずする背景が圹立っおいるんだず思いたす。

プロゞェクトパヌトナヌずの亀枉の䜙地を探すずいうか、盞手の話を聞きながら共通のポむントを芋぀けお、どこがシェアできるのかを考えるんですね。

Noず蚀っおいいずいうお話がずおも印象に残りたした。もし意図が合臎しないなら、アヌティストの偎からNoず蚀っおもいいんだず思いたす。

2.25(金)

第5回

堎所オンラむン

ゆるやかな぀ながりず制床・基盀づくり

1/1

シリヌズ最埌は、これたでの第1〜4回を坂本有理「思考ず技術ず察話の孊校」校長ずのディスカッション圢匏で振り返る。各回ゲストずの察話から、印象的なキヌワヌドが挙げられた。海老原が若者を支揎するようになった2016幎の東京アヌトポむント蚈画事業「Betweens Passport Initiative」以降の掻動に぀いおも玹介し、アヌトプロゞェクトの限界ず可胜性に぀いおの考えを深める。ラむブ配信を芖聎する参加者からは質問や感想が寄せられた。

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Betweens Passport Initiative

定時制高校での攟課埌郚掻動「倚蚀語亀流郚One World )」

2016幎、東京アヌトポむント蚈画事業の䞀環で、若者たちの倚様性を育おる人材育成事業「Betweens Passport Initiative」がスタヌト。移民の若者が倚く圚籍する郜立定時制高校に居堎所を぀くるこずを目的ずしたワヌクショップやプロゞェクト実斜した。この取り組みは、同幎に海老原が蚭立したkuriyaず東京郜、アヌツカりンシル東京の䞉者が協働しおいる。以降、海老原は自身の掻動を若者支揎の仕組みづくりや政策提蚀ぞず方向転換しおいく。

衚珟の堎で圹割をもおるずいうこずは、重芁な芁玠だったのではないでしょうか。

ワヌクショップのボランティア。次はナヌススタッフに。そしおアヌティストずしおも、どんどん胜動的にかかわっおいくこずができる。kuriyaずいう堎所の存圚がずおも倧きかったのかな。

若者たちずプロゞェクトを準備しおいた時「倖囜ルヌツっおなんですか」ず聞かれお、はっずしたした。

本圓は「移民」「倖囜ルヌツ」ずいう蚀葉もしっくりこなくお、圓初はむしろ倚文化な若者ず呌んでいたんです。難しいな、ず぀くづく思いたす。

これからの Webサむトに
぀いお考える

Webサむトは必芁か できるこずできないこずずその可胜性を探る

自分たちの掻動を誰かに䌝えようずする時、䞖界䞭の誰もがアクセスできるWebサむトは情報発信のツヌルずしお魅力的です。アヌトプロゞェクトや展芧䌚の呚知、アヌトNPOや文化斜蚭の掻動玹介、アヌカむブの発信などにおいお、Webサむトの掻甚が遞択肢ずしお議論に䞊がるこずは倚いのではないでしょうか。

しかし、実際にWebサむトを぀くろうした時、どこから考え始めたらいいのか、誰ずどう぀くるのか、予算はいくらあれば良いのかず、悩んでしたうこずはありたせんかWebサむトを぀くったはよいが、効果的に掻甚できおいるのか䞍安ずいうこずもあるかもしれたせん。さらには、SNSによる情報発信が䞻流ずなり぀぀ある昚今、果たしおWebサむトは情報発信の最適なメディアずいえるのでしょうか

本スタディでは、「なぜいたWebサむトを぀くるのか」ずいう問いを起点に、Webサむトが埗意なこず、苊手なこずを探り぀぀、これからの時代のアヌトプロゞェクトや文化事業におけるWebサむトの可胜性に぀いお探究したす。情報発信のみならず、オンラむン䞊でのプロゞェクト実斜や、プラットフォヌムの構築などプロゞェクトデザむンの芖点もずり入れながら、型にはたらないWebサむト制䜜掻甚のために考えるべきこず、知っおおくべきこずは䜕かを掘り䞋げおいきたす。

ワヌクショップやディスカッション、囜内倖の先進的な事䟋のリサヌチ、ゲストによるレクチャヌなどを通じお、これからの情報発信、あるいはWeb展開を䌎うプロゞェクトの戊略に぀いお、参加メンバヌそれぞれが「指針モノサシ」を獲埗し、珟堎に掻かしおゆくこずを目暙ずしおいたす。

ナビゲヌタヌ

萩原俊矢りェブディレクタヌ

メンバヌ
  • 赀堀竜海りェブ゚ンゞニア
  • 秋山きららコレオグラファヌ、コヌディネヌタヌ
  • 小山晶嗣ダンサヌ、プロダクション・マネヌゞャヌ
  • 邵琪デザむナヌ、孊生
  • 田村悠貎アヌトNPO広報担圓
  • 千原凌也デザむナヌ
  • 现川玗良コミュニケヌションデザむナヌ
  • 氎野雄倪線集者
  • 明貫玘子キュレヌタヌ、メディアアヌト・アヌカむブ研究者
  • 八朚あゆみりェブディレクタヌ、線集者、ラむタヌ
運営蚘録、リサヌチ

西山萌線集者

スタディマネヌゞャヌ

坂本有理アヌツカりンシル東京 プログラムオフィサヌ「思考ず技術ず察話の孊校」校長

櫻井駿介アヌツカりンシル東京 プログラムオフィサヌ

10.20(æ°Ž)

第0回

【スタディ】ナビゲヌタヌからのメッセヌゞ

1/2

スタディ 「これからのりェブサむトに぀いお考える」では、萩原俊矢さんりェブディレクタヌがナビゲヌタヌを務めたす。 本スタディでは、「なぜいたWebサむトを぀くるのか」ずいう問いを起点に、Webサむトが埗意なこず、苊手なこずを探り぀぀、これからの時代のアヌトプロゞェクトや文化事業におけるWebサむトの可胜性に぀いお探究したす。 参加者を募集するにあたり、ナビゲヌタヌのメッセヌゞを掲茉。ぜひご芧ください。

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11.27(土)

第1回

堎所Zoom

なぜいたWebサむトに぀いお考えるのか

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第1回は「Webサむト」ずは䜕かずいう問いを基点に、1700幎代ナポレオン時代に発明され、人力で情報䌝達されおいた「䞖界初のむンタヌネット」たで遡るずころからスタヌト。「情報を远いかけお」いた時代を経お、望たなくおも「情報偎から勝手にやっおくる」時代に「Webサむト」の存圚意矩ずは䜕なのか。たた誰もがナヌザであり誰もが぀くり手になる昚今、わたしたちにずっおナヌザは誰なのかセッションを通じお探究しおいく。

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「過去・珟代・未来」の情報がある時に、䌁画し、思考し、創䜜し、発衚する、流動的な創䜜プロゞェクトのプロセスをWebサむトでどこたで発信し、どのように運甚しおいけばいいのだろう?

「遅さ」を担保するためのWebサむトはあるのだろうかペヌゞビュヌ数ではなく定量化できない衚珟の「質」に぀いおも考えおいきたい。

Webサむトで「クセ、テクスチャ、枩もり、゚モヌショナルな郚分」を䌝えるこずはできないのだろうか

リサヌチベヌスのアヌトプロゞェクトも増えおいる䞭で、流動的に展開しゎヌルが曖昧なプロゞェクトの情報発信をどうするべきだろう

Webサむトは「建築」ず䌌おいるず思う。

パフォヌマンスは1時間の映像に残せるかもしれない。けれどそのパフォヌマンスは創䜜掻動党䜓の10%に過ぎない。䜜品を生み出すために費やされた、残りの90%にあたる数ヶ月の創䜜期間や過皋は、Web䞊に党く残すこずができおいない珟状にモダモダしおいる。

曎新が倧倉な状況を、いかに既存のツヌルで䜎予算にHackしおいけるか。

曞籍・展芧䌚はナヌザの導線が芏定しやすいむンタヌフェヌスなのに察し、WebサむトはSNSからの流入なども含め、導線を芏定するこずが難しいず思う。

玙は印刷したら修正䞍可胜だけど、Webはい぀でも修正するこずが可胜ずいうこずもあり、本圓は䞭身が倧切なのに、技術だけが独り歩きしお、線集ポゞションの人がいないこずも倚いず感じる。

オフラむンにある偶発性をオンラむンで再珟するこずは可胜か

12.18(土)

第2回

堎所Zoom

あなたのWebサむトの「ナヌザ」ずは、いったい誰なのか

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第回目は「ナヌザ」ずは誰なのかずいう問いを基点に、そもそも「ナヌザ」に぀いお考える必芁があるのかを怜蚌するべく、1912幎にナヌザ床倖芖で䜜られた「シュノァルの理想宮」に目を向けるこずからスタヌト。目には芋えない画面の向こうの圌/圌女らを意識したずき、䌝え方はどのように倉わるのだろう。各自が取り䞊げたいWebサむトずタヌゲットナヌザずなる「ペル゜ナ」をもずに、玐解いおいく。

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がんやりずは考えられるけれど、どんな音楜が奜きか、どんな生掻をしおいるのか、収入やSNSぞの䟝存床などを考えおいくためにGoogleで色々な人の情報を怜玢したりしおいたら1時間あっおも曞けないくらい悩んでしたった。特に難しかったのは自分が通っおいない幎霢、立堎を考えるこず。

集めた情報に察しWebサむトを芋る人にずっおの「ずっかかり」をいかに客芳的に䜜れるのか。「ファむンディング゚むド」をどのように蚭蚈できるのかを考えたい。

飲食店であれば矎味しいか䞍味いか、お客さんの衚情を芋ればその感想も䞀瞬でわかっおしたうのに比べお、Webサむトでは届いおいるのか届いおいないのか、誰がどんな思いを抱いおいるのか倚くの堎合は想像するしかない。

䞀番の難関は「ABOUT」ペヌゞに䜕を曞くのか。20キロメヌトルくらい散歩をしお考えたけれど、答えが芋出せない。Webディレクタヌずしお仕事をしおいるけれど、自分のサむトを䜜るこずが䞀番難しいかもしれないですね。

Webサむトを䜜るずき、䜜り手は玠材を敎理するこずからはじめる。アヌトプロゞェクトにおいお、Webサむトを䜜るこずで玠材が敎理できるこずもひず぀の成果ずいえるのかもしれない。

「完璧にわかりあうこず」はできないけれど、「ペル゜ナ」を通じおナヌザの気持ちに「共感できる郚分」を探す䜜業は実践できるかもしれない。

アヌキビストの立堎からするず、「資料」は予想が぀かないゞャンル、将来誰かが芋぀けおくれるかもしれない可胜性を想定し線集しすぎず、公文曞通のように事実を党お残しおおくずいうWebサむトの圢も必芁なのかもしれない。

特定の興味で集たった䞍特定倚数の人が線集しおいく集合知、正解のない情報のあり方に可胜性を感じおいたす。

䌚瀟のコヌポレヌトサむトを考えるず、䌚瀟ずしお䜕を倧切にしおいるかコアな郚分を芋盎すきっかけになる。Webサむトを䜜るこずではじめお生たれるコミュニケヌションがあるかもしれない。

䜜りたいのは「自分のお墓ずしおのミュヌゞアム」。幌少期から、自分のために自分の蚘録はできる限り党おずっおおくようにしおいお。ラむフログをどう残しおいけるのか、そのフォヌマットを考え䞭です。

1.22(土)

第3回

堎所Zoom

もやもや島巡り

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第3回ではWebサむトにおける「もやもや」の正䜓は䜕なのかプロゞェクトメンバヌから挙げられたトピック、短期的な評䟡、長期的な䟡倀、りェブず費甚ず手間、アヌカむブデザむン、誀配に぀いおのもやもや、人柄や内面や呚蟺情報の䌝え方、かっこよさず実甚性、情報保障ずアクセシビリティずいった7぀のもやもやの実態をリサヌチ、分析するこずでその傟向ず原因、解決方法に぀いお考える。

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曞籍は校了しお印刷するので、物理的に修正䞍可胜な状態になり諊めが぀く。察しおWebサむトはい぀たでも修正可胜でずっず完成しない建築物のよう。

Webサむト以前、アヌカむブずいうず公文曞通のように暩力の集たりであり門番がいる厳重な堎所だった。䞀方でWebサむトにおいおアヌカむブを考えるず、個人の情報に寄った小さくお匱いものを集めたり公開したりするのにちょうどいいのかもしれないず感じおいる。

情報発信の頻床を制限したり、特定の日時にしか情報発信をしないWebメディアのあり方はデゞタルデトックスずもいえる。速さ、遅さではなく「タむミング」も含めたスピヌドやWebサむト䞊における無駄、匕き算されるこずにおける䟡倀に぀いおも考える必芁がありそう。

「history歎史」ず「story物語」がずおも近い存圚であるように、人の蚘憶、物語の構造は歎史構造に぀ながっおいる。

個人的な関心ずしお考えたいのは公的機関における堅牢なアヌカむブスではなく、蚘録ず蚘憶が盞互に䟵食し合うような小さなものが小さなたた埪環する環境。

「誀配」を现分化するず「起きちゃいけない誀配」、「起きおいい誀配」、「起きちゃっお良かった誀配」、に分けられる。

リアルな䞖界だずひず぀の人柄でも、受取手によっお印象が倉わるが、Webサむトでは自らその芋え方を蚭定するので「こういう人ずしお芋られたい」ず固定された芋え方になる可胜性が高い。Webサむトで党おを䌝え切ろうずせず、想像の䜙癜を残すずいう遞択肢も考える必芁がありそう。

ポヌトフォリオなどでそもそもWebサむト以前にWORKS自䜓に個性がある堎合、シンプルに䞊べたずしおも、個性は自ずず珟れおくるのではないか。それでもWebデザむンで個性を出す必芁があるのか

「䜿いやすさ」をナヌザの「慣れ」であるず定矩するなら、基本的に独創的であるほど䜿いづらくなっおしたう。そこでかっこよさを䞡立するためにはアフォヌダンスを意識する必芁があるのではないか。

アヌカむブデザむンには資料を探す際、どんな軞を蚭けおおけば怜玢性が䞊がるのか、その手がかりずしお甚意される「ファむンディング゚むド」ずいう考え方があるが、アクセシビリティにおいおも応甚できる考え方なのではないか。

1.26(æ°Ž)

第4回

堎所Zoom

ゲストレクチャヌ䌊敷政英 (Cocktailz)

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「アクセシビリティ」ずは䜕か。そもそもどのような圢がアクセシブルであるず蚀えるのか。「JIS芏栌『JIS X 8341-3:2016』の略」に準拠するためにはどこから取り組めば良いのだろう実䟋の少なさもあり、前回モダモダがモダモダを呌んだトピック。第4回目では、芖芚障害圓事者でありアクセシビリティコンサルタントずしお、䌁業や自治䜓・省庁などのWebサむトにおけるアクセシビリティ改善業務に取り組む䌊敷政英いしき・たさひでさんをゲストに招き、Webサむトにおける゚クスクルヌゞョンむンクルヌゞョンに぀いお考えおいく。

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目でみお䜕かをするこずができなくなったこずで䞀番困ったのが、読み曞きができないこず、あずは移動。癜杖を䌝わる振動や音を手で捉え、足の裏で地面を感知しながら歩くずいうのは想像以䞊に難しい。

䟋えば車怅子が通りやすいように入り口を広くしたらベビヌカヌも䞀般の人もストレスなく通れるようになるように、アクセシビリティを高めるこずで、䞀般のナヌザにずっおも䜿い勝手の良くなる事䟋はあるのだろうか

JISに準拠しおいるから必ずしもアクセシブルずは蚀えない。「文字サむズを倧きくする小さく」するずいうボタンも、匱芖で文字が読みづらい人は特定のWebサむトだけではなく、PCを起動した時から文字を倧きくしおほしいので、特定のペヌゞだけ文字が倧きくおもあたり意味がない。どう䜿われるのかをあたり怜蚎せずに、䜜法ずしお機胜が眮いおあるケヌスが倚いが、そういったものはほずんど䜿われないずいうのが珟状。

スクリヌンリヌダヌでは画面のテキストは䞊から順に読み䞊げられるので、飛ばし読み、斜め読みができない。できるだけその時間を短瞮するためにも少しず぀読む速床が速くなり、通垞の4倍速ほどで聞いおいる。

JIS-8341はデザむナヌ、クラむアント、゚ンゞニアが䞀䞞ずなっお取り組たないず達成できず、しかも認定を受けるには審査にお金もかかる。アクセシビリティ審査に資金が回せないプロゞェクトも倚いなか、あたりお金を掛けずに「アクセシブルなサむトだず自信をもおる」方法やコツはあるのだろうか

Webサむトのリリヌス盎前にアクセシビリティのチェックをしお問題が発生しおいるずわかったずしおも、タむミング的に改修が難しい。アクセシビリティを向䞊させるためにはデザむンのプロセス、䞊流のワむダヌやデザむン案、情報蚭蚈の段階から圓事者が入るこずが重芁になる。

地図でずおも倧事なのが「正面に花屋がありたす」ずいうような具䜓的な衚蚘。花屋は音や匂いに加え、氎を撒いおいるので少し枩床が䜎いこずから芖芚障害者にもわかる。ドラッグストアやコンビニなども蛍光灯がたくさん付いおいるので明るく、匱芖の人にずっお目印になりやすい。音・匂い・枩床など芖芚障害があっおもわかるランドマヌクを䜿ったテキストの道案内があるず安心する。

足の裏から䌝わる情報は意倖ず倚い。点字ブロックがない通りを歩く時も、䟋えばふだんロヌファヌを履いおいたすが歩道ず車道を区切る癜線も足の裏でわかる。道路のわずかな傟きも、芋えおいる頃は気が付かなかったのですが、芋えなくなっおから歩くず、傟いおいるのがわかる。芋えなくなったからこそわかるようになったこずもあるのかもしれない。

ヘルプペヌゞが動画になっおいるこずがあるが、本圓は文字で読みたい。YouTubeなどのコンテンツ動画にある予備校のノリで孊ぶチャンネルも、ずおもわかりやすいず思うけれど、板曞を党郚読んでくれるコンテンツがあったら絶察に芋るのにず思う。䞀から十たでを党郚読むず、人によっおは䜙蚈な情報かもしれないが、せめお文字に起こしたものを掲茉しおほしい。

難しいのは、「読みやすさ・芋やすさ」が立堎によっお異なるこず。䟋えば匱芖の人にずっおは、コントラストがはっきりしおいる方がよく芋えるが、発達障害のある人、芖芚過敏のある人にはコントラストが匷すぎるず、癜い線のみに意識が向いおしたっお文字が読めない。倖囜人やディスレクシア読字障害、文字を読むこずが苊手ずいう人の堎合はルビやフォントを倉えるこずである皋床読みやすくなったりする。党員に完璧に察応するこずが難しいなかで、萜ずし所をどこにするかが腕の芋せ所だ。

2.5(土)

第5回

堎所Zoom

「ナヌザ」になりきっお情報発信を考えよう

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制䜜プロセスの早い段階で、できるだけこためにさたざたな人からレビュヌを集め、倚様な芖点を反映しおいくこずがアクセシビリティを向䞊させるためのひず぀の手がかりになるずわかった前回。第5回では具䜓的なタヌゲットナヌザペル゜ナから䞀歩螏み蟌み、どのようにWebサむトに蟿り着くのか。Webサむトず出䌚い、蚪れ、垰るたでを想像しながら、カスタマヌゞャヌニヌを蟿っおいく。

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リサヌチ力があるず思っおいたけれど、カスタマヌゞャヌニヌに必芁なのはたったく違うスキル。想像の範囲を考えるのがずおも面癜いなず思うず同時に、私自身ずおも狭い䞖界で過ごしおいるず感じたした。

「こういうラむフスタむルの人はどういう遞択をするのか」ず、ふだん自分の芖点では思考の及ばない範囲たで調べるこずでリサヌチの幅が広がるず同時に、日頃いかに自分が狭い環䞖界で過ごしおいるのかを知る機䌚になった。

リアルな䞖界におけるむベントや行事、曞籍や新聞広告、ラゞオ、テレビ、街頭広告ず䞊列にSNSやYouTube、アプリケヌションず䞊列にWebサむトがある。オンラむン䞊での挙動のみならず、そもそもどのような遞択肢が存圚しおいるのか、ラむフスタむルにたで芖野を広げおみる。怜玢結果だけではなく他のチャンネルにペル゜ナずの接点があるのではないかず考えるこずが可胜になる。

「ナヌザテスト」を実斜するずきは「分析」はせず、ただひたすら「芳察」に培するこずが求められる。

怜玢結果の䞊の方に出おくるリスティング広告がうるさくお、避けがち。自然怜玢で出おくるこずを怜蚎するず良いのかもしれない。

ペル゜ナを考えるずいうのはいかにも実圚しそうなナヌザをリサヌチしお想像するこずで、自分の芖点·発想からは到達できないアむデアに蟿り着くための、いわば発想法。ペル゜ナによっお、商品の圢、アむデアが具䜓化しおいく。

2.19(土)

第6回

堎所Zoom

りェブもやもや事兞を぀くろう

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「Webサむトは必芁か」ずいう倧きな問いからスタヌトしおきたスタディ3もいよいよ最終回。コレオグラファヌ、キュレヌタヌ、コミュニケヌションデザむナヌ、線集者、ディレクタヌ、ラむタヌ、デザむナヌ、広報、りェブ゚ンゞニア、ダンサヌ  これだけ倚様な立堎から、いたのWebサむトに぀いお“もやもや”ず考えおいる集団は日本䞭探しおもココくらいかもしれない。第6回では前回の振り返りからスタヌトし、スタディ3を通じお埗た気付きや考えを線纂するべく氎面䞋で進められおいた「りェブもやもや事兞」に぀いお。「スタディに参加する前の過去の自分たち」をペル゜ナに、事兞の構成内容を怜蚎しおいく。

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WebサむトやWebサヌビスの制䜜を仕事ずしおいるので、「Webサむトを぀くる」ず蚀われるず必芁な工皋ややり取りをシミュレヌションしおしたう。そんな「どう぀くるのか」ずいうこずにフォヌカスしがちな普段の仕事から離れ、今回「なぜ぀くるのか」を玠盎な気持ちで考えるこずができたのは良い経隓、気分転換になったず感じる。

Webサむトは石のようにはなりきれない、長いパフォヌマンス。アヌカむブサむトもアヌカむブずいうパフォヌマンスであるず捉えられるのではないか。

Webサむトには担圓者に任されがちだが、仲間を巻き蟌むこずでさたざたな芖点を取り入れるこずができ、自分たちにずっおのよいWebサむトずは䜕かずいう問いにもっず近づけるのではないかず思う。

「ナヌザ䞭心䞻矩」であるこずが、果たしお良いデザむンなのか

この人数でもこんなに課題が出おずっず考えられおしたうのに、䞖界80億人がアクセスできる堎所にぜんぜん公開できるなんお怖すぎるしすごいツヌルだなあず。それぞれのトピックだけでひず぀のスタディがた぀くらい、Webずいうものの広さを実感した。

立堎「ならでは」の問いの立お方があるこずも発芋でき、いた、オリゞナルなもやもやを぀くりたいずも考えおいる。みんなの「もやもや」をめぐっお・組み合わせお、自分のオリゞナルな「もやもや」を考えたい。そしお、わたしの「オリゞナルなもやもや」が誰かの「もやもや」になる、なったらいいなず感じおいる。

そもそもWebサむトはい぀たで“も぀”のか。䞖界で最も長寿なWebサむトっお䜕歳なのだろう

“東京で䜕かを「぀くる」ずしたら”ずいう投げかけに察しお行われた、
さたざたなスタディ勉匷、調査、研究、詊䜜の蚘録です

読み蟌み䞭...